『サロメ』(1923)

『サロメ』(1923)

無声映画伴奏

2025年5月28日

火曜日

/ 4:30 pm

(EST)

at ニューヨーク近代美術館 (MoMA)

/ 11 West 53rd Street, New York, NY 10019

  • Event Overview:
    この上映は、「Queer and Uncensored」シリーズの一部です。

    解放と越境の勇敢な歴史に敬意を表し、クィア映画および映像作品を包括的に紹介する本シリーズでは、65名の映画作家による70本以上の短編・長編作品を特集します。 レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーのセクシュアリティ、愛、そしてアクティビズムに焦点を当てた本企画では、先駆的かつ歴史的な作品から、あまり知られていない、あるいは周縁化されてきた作品まで、約70年にわたる映像表現の軌跡が紹介されます。

  • 『サロメ』(1923年/アメリカ/アラ・ナジモヴァ監督/サイレント/74分) オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』を原作に、オープンリー・レズビアンの映画作家アラ・ナジモヴァが主演・監督を務めた本作は、伝説によれば出演者全員がクィアだったとされています。大胆に様式化された美術と演技はまさにアヴァンギャルドで、「愛情表現として殺人をいとわない少女」の物語は、名高い「七つのヴェールの踊り」や、思いを寄せる相手の首を銀の皿に載せて要求する場面で知られています。

    『フューズ』(1965年/アメリカ/キャロリー・シュニーマン監督/16mm/23分) 批評家B・ルビー・リッチは『フューズ』について、「シュニーマンのこの作品は…驚くほどエロティックで、セックスの表層を超えてその本質、つまり彼女自身にとって、そして実に的確に言えば、女性全体にとっての意味を伝えている」と評しました。