Event Overview:
ニューヨーク・ウィメン・イン・フィルム＆テレビジョン（NYWIFT）の女性映画保存基金（WFPF）は、映画史における女性たちの功績を後世に伝えるべく、長年にわたり尽力してきました。WFPFはこれまでに、無声映画時代から現在に至るまで、女性が主要な創作的役割を担った150本以上の作品を保存しており、そこには初期フェミニスト、有色人種の女性、社会活動家、その他多くの先駆的な女性アーティストによる貴重な映画が含まれています。これらの作品は、我が国の文化遺産の中でも極めて価値ある、かけがえのない存在です。 このたび、女性映画保存基金の設立30周年を記念し、1900年代初頭に制作された２本の先駆的な作品を特別上映いたします。映画の黎明期より、女性たちがこの業界を牽引し、形づくってきたことを示す、貴重な証と言えるでしょう。

『レイナー家の事件』(1912年)、10分、チャールズ・ブレイビン監督
『母性の愛』(1921年)、62分、フランシス・マリオン監督