甦る名作:『蚊龍を描く人』Blu-ray発売
2024年9月24日、Kino Lorberより無声映画の名作『蚊龍を描く人』がBlu-rayで発売されます。
早川雪舟(『戦場にかける橋』)主演の本作は、日本の山奥で隠遁生活を送る画家タツを描いた物語です。地元の村人から狂気の人物と見なされるタツは、婚約者である姫が龍に囚われたと信じ込み、その執念が日々の創作の原動力となっています。
ある日、山中を調査していた測量師がタツを発見し、その情報を名高い画家であるカノウ・インダラに伝えます。後継者を探し求めていたカノウはタツを家に迎え入れますが、タツがカノウの娘(青木鶴子)に失われた姫の面影を見出したことで、双方の思惑が衝突し、家庭は崩壊の危機に陥ります。
ある日、山中を調査していた測量師がタツを発見し、その情報を名高い画家であるカノウ・インダラに伝えます。後継者を探し求めていたカノウはタツを家に迎え入れますが、タツがカノウの娘(青木鶴子)に失われた姫の面影を見出したことで、双方の思惑が衝突し、家庭は崩壊の危機に陥ります。
長らく失われた作品と考えられていた『ドラゴン・ペインター』は、早川雪舟の才能を証明する傑作であり、アジア系アメリカ人映画の金字塔ともいえる作品です。
このBlu-rayには、サンフランシスコ無声映画フェスティバル、アイ・フィルムミュージアム、ジョージ・イーストマン博物館による2023年の4Kデジタル修復版が収録されています。1988年にアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)によってフォトケミカル修復が行われましたが、今回の修復にはアムステルダムのアイ・フィルムミュージアムで新たに発見された映像が追加されました。
この映像により、早川の実生活の妻である青木鶴子が演じたウメコの物語が一層豊かに描かれています。現代の修復技術を駆使したことで、映像のさらなるクリーニングと修復が可能となり、オリジナルにより忠実な形で作品が蘇りました。
この映像により、早川の実生活の妻である青木鶴子が演じたウメコの物語が一層豊かに描かれています。現代の修復技術を駆使したことで、映像のさらなるクリーニングと修復が可能となり、オリジナルにより忠実な形で作品が蘇りました。
特典内容:
- マス・コガと松村牧亜による2種類のサウンドトラック
- 本作の修復過程を追ったドキュメンタリー
- 早川雪舟主演の別作品2本
- イラスト付きブックレット
詳細および購入については、以下のリンクをご覧ください:
The Dragon Painter – Kino Lorber